【痛風患者の食事療法】

痛風が長い間「贅沢病」といわれてきたのは、贅を尽くした豪勢な食事を毎日のように続けられる階級の間に流行していたことに理由があります。
つまり、痛風の発症も治療も食事に左右されているのです。
ここでは、痛風の症状を治療していく為の食事について解説していきます。

痛風を改善する為の食事とは

痛風は食事に含まれているプリン体が原因となって発症する病気です。つまり、食事によるプリン体の摂取を抑制することが出来れば、痛風の発作を緩和することが出来るのです。どのような食材にプリン体が多く含まれていて、どのような食事法をすればよいのでしょうか?

痛風と食事

痛風は、高タンパク質・高脂肪・高カロリーの三高が揃った食事が発病の原因となっています。昔は高タンパク質・高脂肪・高カロリーが揃った食事を日常的に摂取できるのが、経済的に裕福な階級層に集中していたため痛風が「贅沢病」といわれていました。しかし、現代では食生活が近代とは比べ物にならないほどに豊かになったため、痛風が贅沢から起こる病気ではなくなりました、痛風に対する食事療法は、現代の食生活が抱える歪みに対して行われる治療法でもあるのです。

プリン体を多く含む食品

痛風を引き起こすプリン体は、ほぼ全ての食品に含まれています。プリン体を多く含む食品を出来るだけ抑えることが痛風の食事療法の基本といえます。プリン体を多く含む食材として真っ先に名前が挙がるのが肉類と魚類です。肉も魚も、交通手段が発達していなかった昔は高級食材に数えられていたことを考えれば納得がいきます。特に珍味とされているレバーや白子といった内臓部がプリン体の含有率が高いのです。意外と知られていない所では、納豆が大豆加工品の中でも多くプリン体を含んでいます。大豆は高タンパク食品の一つでもあるので、注意が必要です。

プリン体が少ない食品

プリン体が比較的少ない食品としては、野菜類や乳製品が挙げられます。野菜類の場合、水分を多く含んでいるため、相対的にプリン体が少なくなっています。乳製品は、原料となる牛乳自体にプリン体がほとんど含まれていないので痛風患者にはありがたい食品となっています。お酒では、ワインや蒸留酒が比較的プリン体が少ない部類に入ります。

プリン体を少なくする調理法

調理法というものは食品の栄養を逃さず食べやすい形にする手法ですが、痛風の食事療法においては、栄養を逃してでもプリン体を少なくする調理法が好まれます。食品に含まれているプリン体を少なくするには、水で茹でる調理が効果的です。プリン体は水溶性の性質を持っているため、茹で汁の中に溶け出すのです。味付けに出汁を使う場合、プリン体でもあるイノシン酸の使用を控えましょう。昆布などの海藻類はプリン体の含有量がやや多いものの、尿酸を排出させやすくする作用があるので昆布出汁をメインにした味付けにするようにしましょう。

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