【痛風体操・エクササイズ】

運動を行って症状を改善させる運動療法は、病気の治療法としても有効な手段であるといえます。
激しい運動で悪化することがある痛風でも、運動療法は有効な治療法なのでしょうか?
どのような方法ならば運動療法は痛風に効果的なのでしょうか?
痛風の運動療法を解説していきます。

痛風に効く運動・体操とは?

病気の性質ごとに適切な運動を行うことによって治療を促進させる運動療法は、生活習慣病にも有効な治療法です。痛風の場合、どのような運動療法が行なわれているのでしょうか。

痛風と運動

痛風は他の生活習慣病と違い、運動が制限される場合があります。それは、運動によって症状が悪化する恐れがあるからです。痛風の原因となるプリン体は、体内で分解されて細胞の活動エネルギー源となるATPの材料となります。このATPが細胞で消費されることによって尿酸が発生します。そして汗を掻くことで体内の水分が減少して尿酸が濃縮されて、血液中の尿酸濃度が高まってしまうのです。
運動を行うことは、尿酸の増加による痛風の発症を引き起こすことにも繋がっているのです。そのため、痛風に対する運動療法は痛風を悪化させない分量を見定めた上で行なわれなければなりません。

目的

痛風に対して行う運動療法は、どのような目的において行われるべきなのでしょうか。まず、痛風の運動療法において重要なことは「肥満の解消」であるといえます。痛風患者には、肥満体型の人が多いという統計があります。肥満体型であるということは、それだけで痛風の発病リスクが高いということでもあるのです。肥満体型を解消することは、痛風の合併症として起こる高脂血症や糖尿病などの生活習慣病の発病リスクを低下させることにも繋がるため、痛風に対する運動療法は効果があると言うことが出来ます。

最適な運動

痛風に対して行うべき運動は、運動量が大きく多量の汗を掻くものであってはいけません。そのため、筋肉への負担が大きいウェイトリフティングや短距離走などの無酸素運動は痛風の運動療法には適さないといえます。運動量が調節しやすく、汗を掻きにくいランニングやサイクリング、エアロビクス体操などの有酸素運動が、痛風の運動療法として最適といえます。しかし、痛風に最適ではあるものの汗を掻く運動であることには変わりは無いので水分補給を欠かさないように準備しておく必要があります。

痛風のための体操

痛風に対する運動療法を行なう際は、出来るだけ発作が起こっていない時期に行うようにします。発作が起きている関節部が運動で損傷する恐れがあるからです。
すぐにでも出来る痛風のための体操としては、腿上げ運動が最適です。膝がお腹の前に来るまでに腿を引き上げ、脚と逆側の肘が膝に付くほどに近づけていきます。右脚なら左肘、左足なら右肘というように、両腕両脚を交互に動かします。慣れてきたらリズムを付けたり、音楽に合わせたりしてペースを上げていきましょう。

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