【痛風患者の合併症】

ある病気が原因となって別の病気を引き起こす合併症は、生活や治療をより困難なものに変えてしまいます。
痛風においても合併症は発生し、痛風患者を苦しめることになります。
では、どのような病気が痛風の合併症として発生しているのでしょうか?
痛風の合併症について紹介していきます。

痛風によって起こる合併症

様々な病気に付随して起こる合併症は、非常に厄介なものです。原因となっている病気を治療すれば治るような合併症もあれば、原因の病気と合併症で起こった病気をそれぞれ治療しなければならない合併症もあるからです。痛風では、どのような合併症が起こるのでしょうか?

痛風の合併症が起こる原因

痛風は血液に関連する病気でもあるため、血液の濾過を行っている腎臓に大きな負担をかけます。特に、痛風の症状を起こす尿酸は腎臓でしか処理されないということが大きな要因となっています。痛風によって起こる腎臓の機能障害のことを「痛風腎」と言います。痛風の合併症は、この痛風腎の影響によって発生することが多いのが特徴なのです。
また、痛風から高血圧が発生することも合併症の原因となっています。尿酸濃度が高まった血液を全身に巡らせるために、血圧は高まる傾向にあります。これらの痛風の症状が、合併症を引き起こす原因となっているのです。

痛風の合併症

食生活に起因している生活習慣病である痛風によって、引き起こされる合併症にはどのようなものがあるのでしょうか?

高脂血症

生活習慣病の一つである高脂血症は、痛風患者によく見られる合併症の一つです。高脂血症を併発している痛風患者は、肉などの高たんぱく高脂肪食品を好んで食べる習慣があるのが特徴です。食生活の偏りが原因となり、痛風と高脂血症が同時に発症することは珍しくないことと言えます。

尿路結石

腎臓から膀胱に繋がる尿管から体外に排出する尿道までの尿路に石が出来る尿路結石は、痛風の合併症の一つでもあります。痛風を引き起こす尿酸は、尿路結石の主成分の一つでシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムを巻き込みながら結晶化して結石を作ります。痛風によって尿酸を多量に含んだ尿が頻繁に膀胱に蓄積されることが原因となっているのです。

糖尿病

生活習慣病の代表格である糖尿病は、痛風の代表的な合併症の一つでもあります。糖尿病の代表格である2型糖尿病と高尿酸血症は、食生活の乱れを原因としているなどの相似した性質を持つ病気であるといえます。糖尿病を発症すると、腎臓障害や神経障害、網膜症や足の壊疽などの生活に支障をきたす症状が現れる為、非常に厄介な合併症となります。

虚血性心疾患

冠動脈に動脈硬化が起こるによって心臓の血液供給が滞り、心筋が衰える虚血性心疾患も痛風の合併症の一つです。痛風が進行して症状が上半身に現れだした頃に併発し、血管内部に尿酸結晶が詰まることで発症します。虚血性心疾患は心筋梗塞や狭心症を引き起こすことが多く、命に関わる事態に発展することがあります。

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