【痛風の原因】

痛風の原因が食生活にあることは、もはや常識であるといっても過言ではないでしょう。
現代の食文化が、かつての上流階級でも味わえなかったような水準に達したことで贅沢病から生活習慣病に変化したのです。
では、食生活のどのような要素が痛風の原因になっているのでしょうか?

痛風が起こる原因

痛風の原因は、主に食生活にあります。食文化の多様化や、ファーストフードやコンビニなど手軽に外食が出来る店舗の普及など、現代の食生活は歴史上類を見ないほど豊かなものになっているといえます。しかし、その豊かさが痛風を「贅沢病」から日常的な「生活習慣病」へと変わる原因となったといえます。

主な原因

痛風の主な原因は、「タンパク質や脂質の過剰摂取」であるといえます。特に肉の摂り過ぎは痛風を引き起こしやすいといわれています。肉食以外では、尿酸の前身となるプリン体を多く含むお酒が原因になりやすいといわれています。腸で吸収されたタンパク質は、体内で分解される過程で痛風を引き起こす尿酸の生成材料となります。脂肪は体脂肪として蓄えられることで肥満を起こし、血中の尿酸濃度を高めていく性質があります。この肥満と尿酸の相乗効果によって、痛風が起こりやすくなるのです。

日本の食文化と痛風

かつての日本では、痛風とは無縁であったといわれています。675年に制定された肉食禁止令の影響もあって、米・野菜・魚を中心としためったに肉を食べない食生活をしてきたからです。しかし、明治時代に入り肉食が公式に解禁されたことによって日本人にも痛風が起こるようになっていきます。このように日本における痛風は、食文化の西洋化と共に広まって言ったものなのです。

発汗量の増大

痛風を引き起こす尿酸は、排尿の際にのみ体外に排出される性質を持っています。そのため、運動のしすぎなどで発汗量が増えると痛風を起こすことがあります。発汗によって体内の水分が汗として排出されることにより尿の量が減り、尿酸の排出量も減少してしまうのです。運動のしすぎだけでなく、夏場やサウナなどの高温下での発汗量の増大もまた痛風を引き起こす原因となることがあります。

体内の水分調節

身体の60%を水分が占めているといわれる人間の身体は、一日に2リットルから3リットルの水分補給を必要としています。この水分補給が充分に行われていない場合や、利尿剤などの服用は痛風を発症させる原因となります。水分補給の不足は尿量を減らし、利尿作用のあるものは、腎臓の処理能力が充分に働いていない状態での排尿を行う原因になるからです。

ストレスの影響

様々な病気に関与するストレスは、痛風の発症にも関与します。過大なストレスの蓄積によって腎機能の低下が起こると、排尿による尿酸の濃度調節が充分に行われなくなります。これによって、血中の尿酸濃度が高まって痛風が発症しやすくなるのです。ストレスが無くとも、腎機能の低下は痛風などの生活習慣病を引き起こす原因となる場合があります。

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