【痛風の症状】

痛風をはじめとする生活習慣病は、どれも日常生活を困難にする症状を持っているといえます。
特に痛風の症状は、生活に支障をきたす性質を強く持っているのです。
痛風を発症するとどのような症状に悩まされることになるのでしょうか。
痛風の症状について解説していきます。

痛風の症状を知る

痛風は、その名の通り強い痛みが主症状となっています。しかし、ただ痛みが起こるのではなく不規則な発作として起こるのが最大の特徴といえます。

特徴

痛風の症状は名称の由来ともなっている「風が吹くだけでも痛い」という発作です。 この発作は足の爪先から発生し、病状の進行と共に足首の関節から膝関節へと上に登っていきます。痛風の発作は、特に親指の付け根に強い痛みを感じるようになります。そのため歩いたり立っていたりするだけでも痛みを感じてしまうのです。痛風の痛みは、骨折時の痛みに匹敵するものといわれており、症状の進行と共に痛みを感じる部位が広がっていくため痛みの強さも増していくようです。

症状の進行

痛風は症状が進行すると、痛みだけでなく関節障害の原因になります。痛風の原因である尿酸の結晶が関節部などで固まって、肉芽腫組織を形成してしまうのです。このような痛風から起こる肉芽腫組織を「痛風結節」といいます。痛風結節の影響によって血行が悪化し、関節や骨の再生が阻害されてしまうことで歩行障害を引き起こすこともあるのです。
症状が進行すると手首や肘など腕にも痛風の発作が発生するようになり、「何をしても痛い、風が吹いても痛い」という状態に発展していきます。

腎臓への影響

痛風の原因となっている尿酸は、その名の通り尿の処理を行う腎臓に対しても影響を及ぼします。腎臓の内部に結晶化した尿酸が蓄積することによって腎機能の低下を起こし、尿路結石などを起こしてしまうのです。場合によっては腎不全まで進行することもあります。腎臓は尿酸を体外に排出する役目を持っているため、痛風による腎機能低下を起こすと痛風の更なる悪化を引き起こす原因にもなってしまうのです。

痛風の男女比

生活習慣病の多くは、発症患者の男女比はほぼ均等になるものですが痛風の場合は圧倒的に男性患者が多く痛風患者全体の98%を占めているといわれています。女性患者が全体の2%程度の割合なのは、女性ホルモンが尿酸の排出を促す性質を持っていることに起因していると考えられています。また、女性は男性よりも膀胱が小さく排尿が頻繁に起こることも尿酸の蓄積の抑制に繋がっていると考えられます。しかし、閉経後は女性ホルモンが減少するため、女性高齢者の痛風の発症率は男性高齢者と変わらなくなるようです。

発作の周期

痛風の発作は毎日毎時間常に起こっているというものではなく、周期的に起こる性質があります。平均的な痛風の発作は年に1~2回、3日間から10日間にわたって発生します。発作の周期が過ぎると、急速に痛みが治まり発症前の状態に戻っていきます。発作の周期を「完治した」と勘違いしてしまう患者も多いので、痛風の発作が収まっても油断は禁物といえます。

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